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CSIRO、豪州におけるアンゴラ生産の可能性について調査

8 March 2002


羊ではなく、兎を使った新しい高級獣毛産業がオーストラリアに誕生するかもしれない。CSIROの畜産研究部門では、オーストラリアにおける新しいアンゴラ産業確立の可能性について調査が進んでいる。

アンゴラは世界で最も高級な繊維のひとつと考えられている。 モヘアの材料となるアンゴラ山羊と同様、アンゴラ兎もトルコが原産で、繊維の直径が10-12μのソフトな高級繊維の原料となる。

CSIROで研究を担当するトニー・スクリンク博士によると、アンゴラ兎は兎の中で最も早く家畜化されたものとして知られており、普通の兎よりやや大きく、その毛長は3〜4インチになる。

アンゴラは通常スーパーファイン・ウールやモヘア、アルパカ、シルクなどとブレンドされ、高級ファッション衣料と防寒肌着の素材となる。アンゴラ繊維の収穫は、兎の毛を電動バリカンで刈るか毛抜きで抜く方法で行われ、いずれも兎に害を与えることはない。兎は生後約2ヶ月で最初の毛刈りが可能となり、その後3ヶ月ごとに収穫され、一回で250gのアンゴラがとれる。価格は洗い上げ後でキロ当たり20-30豪ドル〜となる。

スクリンク博士は、アンゴラ兎は豪州の「ブティック」繊維産業に成長する可能性を秘めていると確信しているが、「年4回の刈り取りが必要となるため、それに伴う人件費が重要な課題。」と述べている。現在アンゴラ兎の主要産地はチリ、中国とフランス。

この調査は2002年12月に完了する予定で、市場の可能性や経営管理、ブリーディングや餌など、畜産業における課題を包括的にカバーする。

出所: CSIRO プレス・リリース