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2003年1月〜2006年12月までのトーア紡ニュース



2006.12.21
トーア紡コーポレーションが1月1日付けで機構改革

トーア紡コーポレーション(谷賀寿則社長)は2007年1月1日付けで経営企画室を廃止、総務部を「総務部」と「人事部」に、財務部を「財務部」と「経理部」および「IT推進室」にそれぞれ分割するほか、「内部統制推進室」を新設、監査室を「内部監査室」に、薬品事業部を「ファインケミカル事業部」に、海外事業室を「海外事業支援室」にそれぞれ改称する。

これに伴い以下の人事異動が発令された。
社長補佐(経営企画室長)取締役執行役員森本健三、執行役員人事部長(トーア紡マテリアル)興津裕文、執行役員経理部長(財務部経理担当部長)福西功、執行役員内部統制推進室長(東亜紡織)山田哲、執行役員不動産管理開発部長中山雅行、執行役員半導体事業部長堀口泰夫。


2006.11.29
東亜紡織と宮崎トーアが来年1月1日付けで合併

東亜紡織株式会社(ウールマーク・ライセンス0041JA64W、本社大阪市中央区瓦町3−1−4、谷賀寿則社長)と連結子会社である宮崎トーア株式会社(宮崎市都城市高城町大井手2050−1、永久井操社長)は2007年1月1日付けで合併、東亜紡織がすべての権利義務関係を承継し存続することになった。

宮崎トーアは東亜紡織の梳毛糸委託加工先で、100%子会社。決算公告によると平成17年12月31日現在の資産は4億6,358万9,000円、負債は3億8,397万9,000円、資本金7,000万円、利益剰余金961万円となっている。

2006.11.17
中国で3社目の一貫合弁・常熟東博紡織、来年3月に操業開始

東亜紡織株式会社は今年10月20日付けで中国・常熟市華博毛紡織有限公司と毛織物の生産・販売事業に関する合弁契約を締結した。同社は既に中国で東洲毛紡と東鹿毛紡の合弁2工場を稼動させているが、今回の合弁会社「常熟東博紡織有限公司」(CHANGSHU DONGBO WEAVING CO.LTD)は初めて反染め設備を導入、紡績から製織、反染め整理までを一貫で行う。

常熟東博紡織は江蘇省常熟市海虞鎮通江路58号に本社を置き、資本金は100万米ドル。常熟市華博毛紡織が60%、東亜紡が40%の割合で出資する。董事長は華博の厳旭明董事長、副董事長に斉藤和幸東亜紡織取締役執行役員テキスタイル営業部長が就任した。合弁期間は20年。

2007年3月に操業を開始、年間120万平方米の製織・染色整理設備を有する。斉藤副董事長は「常熟東博紡織の完成によって、日本向けのフォーマル織物およびレディス織物に対応する」と語っている。


2006.09.12
トーア紡の"ウールビズ"商標登録、特許庁が査定

東亜紡織株式会社(ウールマーク・ライセンス0041JA64W、大阪市中央区瓦町3−1−4、谷賀寿則社長)は特許庁に対し"ウールビズ"(Woolbiz)の商標登録を申請中だったが、特許庁は9月5日付けで第24類(織物)での商標登録査定を行った。

トーア紡では「冬暖かく、夏涼しい。人に快適で環境に優しいウールへの回帰を、ウールビズという合言葉でイメージしていく」(斉藤和幸執行役員メンズ営業部長)としている。


2006.09.01
トーア紡の糸染め合弁事業・常熟青亜紡織が開業式

トーア紡の中国事業深化の一環として江蘇省常熟市に設立された糸染めの合弁企業、常熟青亜紡織の開業式が9月1日行われた。

常熟青亜紡織は常熟華博毛紡織、無錫東亜毛紡織、青木染工場がそれぞれ30%、元廣が10%を出資して昨年11月9日に設立された資本金100万米ドルの糸染め専門工場。菫事長は梳毛紡績の無錫東亜毛紡織菫事長を兼ねる水森吉紀トーア紡コーポレーション執行役員薬品事業部長兼海外事業室副室長、総経理には青木染工場の青木秀益専務が就任している。

2階建ての工場は常熟華博毛紡織の敷地内3000平方米に建設され、8月中旬から稼動を始めた。年間染色能力は現在チーズ染め650トン、カセ染め350トンだが、スペースには余裕があり、受注に応じて柔軟に設備拡大ができる。なおトップ染めはこれまで通り、常熟華博の設備を利用する。

2006.08.25
トーア紡12月期売り上げ215億円・純益3億円で13年ぶり復配へ

株式会社トーア紡コーポレーション(大阪市中央区瓦町3−1−4、谷賀寿則社長)の平成18年6月中間期連結決算は売り上げ106億2,400万円(前年同期比3.6%減)、純利益1億円(60.2%減)にとどまったが、通期では売り上げ215億円、経常利益6億円、純利益3億円を見込んでおり、13年ぶりに年2円の復配を予定している。

6月中間期の衣料事業は売り上げ49億5,300万円(4.1%減)、営業利益9,600万円(59.6%減)、インテリア産業資材事業は売り上げ39億6,600万円(5.1%減)、営業利益1,100万円(87.9%減)、非繊維事業は売り上げ17億400万円(1.8%増)、営業利益3億5,200万円(0.2%減)だった。

6月中間期決算詳細はトーア紡ホームページで公開されている。

2006.07.18
トーア紡がグリーンウール・ラベルをニットから立ち上げ

トーア紡は、消費者が市場で簡単に安全で快適なウール製品を識別でき、安心して購入するための仕組み作りを主旨とした「グリーンウール」ラベルを立ち上げる。 これはザ・ウールマーク・カンパニー、QTEC(日本繊維製品品質技術センター)等の協力を得て実現したもので、牧場から、製品、小売、使用、廃棄までいわば、ゆりかごから墓場までを考えたシステムを目指すものである。

物質的な欲求が満たされた成熟した社会に於いて、生活の中で環境や健康に配慮するといったことが、昨今大きなテーマとなっている。 また近年、先進国の間では、社会現象としてのLOHAS (Lifestyles Of Health And Sustainability) 的な考え方やライフスタイルももはや一過性のファッションではなくなっている。産業界においてもそれに呼応した様々な仕組みが世界各国でできており、例えば、エコマーク、グリーン購入、オーガニック、ISO14000、エコラベル、繊維ではエコテックス、などがある。 しかしながら目指すものは似通っているものの、ウール製品には馴染み難い、あるいは消費者にとって複雑で分かり難い、また認証等に大きなコストがかかるなど、現実に即した仕組みになっていないのが現状である。

そこでトーア紡は、ウール業界において、出来る範囲で、出来ることからをモットーに、シンプルで低コストに環境への貢献ができる仕組みとそのサプライチェーン作りに昨年来着手、ここにグリーンウール・ラベルの立ち上げに至った。

 
具体的にはグリーンウール・ラベルは、

  • 健康、安全、安心の実現
  • 人と環境にやさしいウール関連製品を市場に提供
  • グリーンウール・ラベルは環境と消費者にとって最良の選択であること
  • トレーサビリティーの確立

    を目指し、その基準を<

  • 科学的かつ合理的
  • 透明性の高い、経済的で実現可能である
  • 常に最新である、環境の変化に応じて随時バージョンアップする

の基本的な考え方によってつくり、グリーンウール・ラベル製品を生産し市場に広めていく。

トーア紡はまずニットの分野からスタートし、スクールユニフォーム、や一般テキスタイル分野に広めていく。 現在サプライチェーンはニット製品についてまだ1つであるが、今後広く業界に呼びかけて拡大していく考えである。                                     


2006.07.07
トーア紡が細番手軽量素材「エスタージュ」の販売を本格化

東亜紡織株式会社は盛夏用メンズスーツ素材としてウール70%・ポリエステル30%混紡90双糸使い「エスタージュ」のトライアル販売を行っていたが、2006年盛夏シーズンが好評であったことから、2007年盛夏向けから販売を本格化する。

「エスタージュ」は発色性・抗ピル性に優れたマイクロファイバー・ポリエステルを内側にして、ファインウールで回りを包み込む特殊紡績技術と加工技術によって生まれた素材。ファインなウール・タッチと高級感を持ちながら、ポリエステルの強度とイージーケア性を併せ持っている。生産は同社の中国工場である張家港東鹿毛紡織有限公司で行っている。

「エスタージュ」の素材特長は@ソフトでしなやかなドレープ性A手触りの良い高級感B生地表面の美しさと軽量化C引き裂き強度の向上D抜群のプリーツ性能とシワ回復機能E快適な着用感を生む約8%の伸縮性F優れた可縫性と寸法安定性、など。

東亜紡織取締役執行役員・斎藤和幸テキスタイル営業部長は「エスタージュは仕立てばえのよさとソフト感、軽さとイージーケア性を備えており、クールビズに最適の素材である。ウール・ポリエステル・ブレンドの盛夏用素材として販売に注力していく」と語っている。

2006.05.16
トーア紡が大阪・東京・福岡でスクール展を開催

東亜紡織は7月中旬から8月上旬にかけて大阪・東京・福岡の3地区で「Re Wool−ウール再発見」をテーマとするスクール展を開催する。

4年前に発表したウール素材群に対するアパレルの認知が高まり、今後、提案力と商品開発力の強化に取り組み、スクール用途の拡大と取り組む。

今回の展示会では「環境・快適・健康」に加え、「ロハス」的志向を取り入れた商品群を打ち出す。展示会のスケジュールは
  大阪=7月19〜21日東レ・プレゼンテーションルーム
  東京=7月26〜28日東京都中央区立産業会館
  福岡=8月3・4日NTT天神ホール

2006.04.01
トーア紡中国合弁企業6社の役員を新体制に

東亜紡織は中国で展開中のメーカー5社と販売会社1社の役員を4月1日付けで変更した。

1995年8月28日に営業を開始した東亜紡織63%・NI帝人商事14%・無錫第一毛紡織印廠23%出資による「無錫東亜毛紡織有限公司」(資本金723万米ドル、無錫市通恵中路123号)の役員構成は、董事長に水森吉紀トーア紡コーポレーション執行役員薬品事業部長兼海外事業室副室長、董事に近江学氏と中国人スタッフの蒋国祥氏(総経理兼務)および李?氏が就任。同社は合弁期間30年で、梳毛精紡機10,000錘を有し、年間1,000トンの梳毛糸生産能力を持っている。

2005年7月5日に営業を開始した華鹿毛紡織有限公司75%・東亜紡織25%出資の「張家港東鹿毛紡織有限公司」(資本金120万米ドル、張家港市塘鎮鹿苑金苑橋路20号)は華鹿側から董事長が出され、副董事長に斎藤和幸東亜紡織取締役執行役員テキスタイル営業部長、董事に宮坂直秀氏が就任。同社の合弁期間は20年。精紡機7,200錘、スルザーおよびレピア織機計52台と染色整理設備一式を有する一貫体制を持ち、毛織物の年産能力は200万メートル。

2002年9月1日営業開始の無錫前港毛紡75%・東亜紡織25%出資「無錫東州紡織有限公司」(資本金200万米ドル、無錫市恵山区前州鎮中興路75号)は董事長が中国側、副董事長に笠原利美東亜紡織執行役員テキスタイル製造管理部長、董事に中国人スタッフの朱建勇氏が就任。同社の合弁期間は12年で、精紡機8,000錘、レピア織機41台、染色整理設備一式を有し、毛織物の年間生産能力は120万メートル。

2005年11月9日営業開始の無錫東亜毛紡織30%・青木染工場30%・常熟華博毛紡30%・元廣10%出資合弁「常熟青亜紡織有限公司」(資本金100万米ドル、常熟市海虞鎮通江路58)は董事長に水森吉紀氏が就任した。同社は合弁期間20年の糸染め工場で、回転バック式、レアー(噴射)式チーズ染色などの設備で年間にチーズ染め600トン、かせ染め300トンの加工能力を持っている。

2003年4月1日に営業を始めた無錫中潤国際集団震球75%・東亜紡織25%出資の「無錫西杰服装有限公司」(資本金350万米ドル、無錫市新区75号C)は副董事長に斎藤和幸氏、董事に中国人スタッフの湯敬東氏が就任。同社は合弁期間15年。上着2ライン、スラックス2ラインの縫製設備で、年間17万着の紳士既製服生産能力を持っている。

なお、中国で販売活動を行っている同社100%出資の「颯進(上海)貿易有限公司」は董事長に山田哲東亜紡織執行役員中国事業開発室長、董事に水森吉紀氏が就任している。

2006.03.30
トーア紡が機構改革と人事異動

トーア紡コーポレーションは3月30日付けで谷賀寿則新社長の就任をはじめとする役員人事と4月1日付けで行う機構改革を発表した。役員人事では東亜紡織執行役員毛糸製造部長だった水森吉紀氏が執行役員に新任され、田中昌弘社長は特別顧問に、工藤正弘執行役員事業本部長は顧問になる。

4月1日付けのコーポレーション機構改革は@管理本部、技術本部、事業本部を廃止するA海外事業室を新設する、の2点。執行役員に就任した水森氏が薬品事業部長兼海外事業室副室長となり、海外事業室長(中国駐在)にトーア紡マテリアル社長だった戸塚登氏、東京支店長に南友香東亜紡織ユニフォーム第2営業部長が発令された。

また東亜紡織(谷氏が社長兼任)は4月1日付けで@ユニフォーム第1営業部、ユニフォーム第2営業部を統合し、ユニフォーム営業部とするAメンズ営業部と開発営業部を統合しテキスタイル営業部とするB中国事業開発室を新設する。

東亜紡織ユニフォーム営業部長は石橋俊広取締兼執行役員(ユニフォーム第1営業部長)、取締役テキスタイル営業部長に斉藤和幸執行役員(メンズ営業部長)、執行役員中国事業開発室長に山田哲(営業支援室副室長)、執行役員毛糸製造部長に伊藤久史(毛糸営業部副部長)の各氏が就任する。

さらにトーア紡マテリアル(谷氏が社長兼任)では管理本部を新設するとともに、NW事業本部をNW事業部に、CP事業本部をCP事業部に改称、管理本部長に稲垣彰取締役兼執行役員(CP事業本部長)、NW事業部長に米田文隆取締役兼執行役員(NW事業本部長)、取締役CP事業部長に畑田正治(トーア紡コーポレーション経理部専門部長)氏が就任。

2006.02.24
トーア紡コーポレーション代表取締役社長に谷賀寿則氏

トーア紡コーポレーションは2月24日開催の取締役会で谷賀寿則取締役東亜紡織社長の代表取締役就任をはじめとする役員の異動を内定、3月30日の株主総会および総会終了後の取締役会で正式に決定する。

田中昌弘代表取締役社長は特別顧問に就任する。また戸塚登取締役トーア紡マテリアル社長も退任、中国で設立する新合弁会社の菫事長に就任する予定。

社長に就任する谷賀寿則氏は昭和21年(1946年)12月13日愛媛県生まれ、昭和45年3月東京農工大学工学部卒業とともに東亜紡織に入社、平成4年1月人事部長、6年10月テキスタイル製造部長、13年3月取締役衣料事業部長、15年6月トーア紡コーポレーション取締役、同年10月東亜紡織社長に就任した。当面、トーア紡コーポレーション・東亜紡織・トーア紡マテリアル各社の代表取締役社長を兼務する。

また森川正生技術本部長・長谷川正執行役員管理本部副本部長兼総務人事部長兼東京支店長・長井渡執行役員管理本部財務部長の3氏が取締役に、南川宣久日本トランスシテイ常勤監査役が監査役に新任される。

なお、同社の2005年12月期連結決算は売り上げが前年比2.5%増の216億2,100万円、営業利益は12.8%増の11億5,400万円、経常利益は14.0%増えて6億9,300万円となったが、繰延税金資産9億6,000万円を取り崩し法人税等調整額として費用処理を余儀なくされたほか、特別損失として固定資産評価額や投資損失引当金繰入額などを計上した結果、13億4,700万円の損失(前年度は4億1,900万円の利益)となった。

2005年12月期売り上げのうち衣料事業分野は前年比2.5%増の101億6,100万円、インテリア産業資材事業分野は2.6%増の81億7,500万円、非繊維事業分野は2.6%増の32億8,400万円で、3部門とも増益となっている。

2006年12月期の連結業績予想は売り上げ220億円、経常利益8億円、純利益7億円となっており、経営計画通り、トーア紡コーポレーション設立5年での復配を見込んでいる。

2005.12.21
イタリア2社とトーア紡・元廣が中国で防縮加工合弁

イタリアの大手染色加工業者であるティントリア・ディ・サンディグリアーノ社はシュナイダーグループ、トーア紡コーポレーション、元廣と合弁で、中国江陰市にバソラン防縮加工を行う合弁会社「江陰勝隆紡織処理有限公司」を設立、来年7月から年間1,500トン規模のウールトップ防縮加工を行う。

新会社の資本金は210万米ドルで、ティントリアが60%、シュナイダーが30%、トーア紡と元廣が各5%を出資。工場はシュナイダーグループのトップ加工合弁「江陰勝海実業有限公司」に隣接して建設される。


2005.12.12
トーア紡、中国・常熟市に糸染めの拠点を構築

東亜紡織株式会社(谷賀寿則社長)は中国での生産体制増強戦略を推進中だが、その一環として11月9日付けで江蘇省常熟市に糸染め専門の新会社「常熟青亜紡織」を設立した。資本金は100万米ドルで、東亜紡の子会社である無錫東亜毛紡織と中国の常熟市華博毛紡および青木染工場がそれぞれ30%を出資、残り10%を元廣が引き受けている。

常熟青亜紡織の生産能力はチーズ染が年間600トン、かせ染が同300トン、合計900トン。これにより東亜紡の中国生産は生地糸に加えて色糸も充実することになり、中国での生産拠点整備はほぼ終了、2006年から中国生産をフルに活用して日本市場や中国国内での販売拡大に取り組んでいく。

トーア紡の中国生産拠点は梳毛糸年産1,000トンの無錫東亜毛紡織、トップ染から毛織物年産規模150万米まで一貫の無錫東洲紡織、無錫中亜毛紡織印染にかわる毛織物生産工場となる江蘇省張家港市の張家港東鹿毛紡織(年産120万米)、糸染めの常熟青亜紡織、それにメンズスーツ縫製年間17万着の無錫西杰服装の5社となる。


2005.12.06
アオキインターナショナルがトーア紡とコラボレーション企画

株式会社アオキインターナショナルは、2006年春夏シーズンよりニュージーランドメリノカンパニーならびにイタリアのジョバンニ・シュナイダー社が共同開発した高級ブランド素材「AUTHENTICO」(オーセンティコ)を使用したプレステージメンズスーツを東亜紡織とのコラボレーションにより販売する。

 
このスーツに使用される「オーセンティコ」素材は、シュナイダー社が徹底した管理システムにより厳選しトップ加工したニュージーランド産極細メリノウール。紡績、染色、織、及び整理工程では、ニュージーランドメリノの特長である柔らかさ、発色性の良さ、ストレッチ性を最大限に生かすために、丁寧にじっくりと仕上げられている。

さらに、縫製工程においては最高グレードの仕立てが施された、最上の着心地を極めた格調高い逸品だ。

この「オーセンティコ」素材を使用した最高級メンズスーツは、2006年春夏シーズンより株式会社アオキインターナショナルが全国展開する紳士服専門店「アオキ」のファーストブランド「ベルモーレ」で、初シーズン30,000着の規模で展開予定。(予定価格61,950円〜72,450円)

*シュナイダー社は、ゼニアやロロピアーナなどの高級服地向けにも原料を供給している、スーパーファインウールの専門メーカーである。


2005.12.01
トーア紡が「ウールビズ」を商標登録

東亜紡織株式会社はこのほど「WOOL biz」(ウールビズ)の商標登録を行った。

同社はウールのリーディング・カンパニーとして83年の歴史を持ち、ウールの伝統を守りつつ、時代をリードする新しいウールの開発に取り組んでいるが、「トーア紡のこれからのコンセプトは"ウールビズ"。冬に暖かく、夏に涼しい、人に快適で環境に優しい、現代人のウールへの回帰を、ウールビズという合言葉でイメージしていく」と同社斉藤和幸メンズ営業部長は語っている。


2005.11.29
松井新がタリスカ牧場のトップロットを落札

株式会社松井新と東亜紡織株式会社は11月29 日開催の豪州ニューキャッスル羊毛セールにおいて、松井新・トーア紡の提携牧場であるタリスカ牧場の最高級羊毛の買い付けに成功、今回で17年連続となった。

オークションには松井新の松井社長、トーア紡コーポレーションの田中社長が直接参加し、シュナイダー、ニューイングランド社などヨーロッパ勢と激しく競り合い、トップロットを含め18ベールのタリスカ最高級羊毛を買い付けた。

特に今年のタリスカ・トップベール(15.7ミクロン)は、ここ数年続く旱魃にもかかわらず、豪州最高級の1PPを取得(今ニューキャッスルセールでは僅か3俵のみ認定)、1PPとしては今季最高値の脂付き1キロ当たり4,400豪セントとなった。

鰹シ井新はプレステージ商品の柱として、エキストラスーパーファインウールの世界的に有名な産地豪州ニューイングランド地区のタリスカ牧場と提携、東亜紡織鰍ニ一貫した物作りを行ってきた。 
今後も、松井新とトーア紡は、タリスカの最高級羊毛を使用したトップグレードの商品展開を進めていく。

2005.8.29
東亜紡、中国・張家港に染色整理新会社を設立

トーア紡コーポレーション傘下の東亜紡織株式会社(谷賀寿則社長)は中国無錫の合弁子会社無錫中亜毛紡織印染および無錫東洲紡織でテキスタイル生産を行っているが、このうち無錫中亜での生産に問題が出てきたため、このほど江蘇省張家港市の華鹿毛紡織と合弁で現地に「張家港東鹿毛紡織有限公司」(資本金120万米ドル)を設立、華鹿毛紡織の紡織設備を活用して年間120万平方米の毛織物一貫生産を行うこととした。無錫中亜での生産活動は順次縮小、東鹿毛紡織に移管する。

また同社は上海に100%出資による販売会社「颯進(上海)貿易有限公司」を設立、保税区企業間の取引を開始した。ニット糸を中心にテキスタイルも中国内販を進めていく。


2005.8.26
トーア紡、中間決算は5%増収・純益は1割増える

株式会社トーア紡コーポレーションの平成17年6月期中間決算は連結ベースで売り上げが前年同期比4.9%増えて110億1800万円、営業利益が16%増の6億8700万円、経常利益が12.6%多い4億6300万円、純利益が9.8%増加して2億5200万円に達した。

詳細はトーア紡ホームページで公開されている。

なお同社は名古屋事務所を毛織産地の一宮に移す。一宮事務所は愛知県一宮市栄1‐8‐12・一宮栄ビル3階に置き、9月20日(火)から業務を開始する。新電話番号は織糸課が0586‐26‐1081、製造部が0586‐26‐1082、ファクスは0586‐26‐1083となる。名古屋事務所は9月16日で閉鎖される。


2005.6.27
トーア紡、中国・無錫東州紡織新工場に整理工程も導入

トーア紡は2002年中国・無錫に日中合弁の無錫東州紡織有限公司を設立、日本向けを中心とする毛織物の生産を行ってきたが、このほど中国政府の要請に基づき無錫郊外の開発区へ移転することになり、新工場を建設中で、7月から移設を開始、12月には完了する予定である。

同社は1995年中国無錫に設立した無錫東亜毛紡織有限公司で年間約1000トンの梳毛織糸・ニット糸を生産、翌年設立の無錫中亜毛紡織印染有限公司で年間160万平方米の毛織物を一貫生産、無錫東州は3番目の工場として中国生産の一翼を担っている。このほか2004年には年産17万着の能力を有するメンズスーツ縫製の無錫西杰服装有限公司を設立している。

今回、2万平方米の敷地に建設される無錫東州の新工場はトップ染め、紡績、製織のほか、新たに整理工場も建設、原料から仕上げまでの一貫体制を整える。工事終了後の生産能力は年間150万平方米。生産品種は紳士服・婦人服・企業ユニフォーム向けの素材で、ウール100%とウール混紡(ポリエステル、レーヨン、麻、綿)。一貫生産体制の強みをいかして防しわストレッチ、撥水・撥油、抗菌防臭、ウォッシャブルなど各種加工を展開する。

トーア紡メンズ営業部の斉藤和幸部長は「今後とも品質の安定を図り、特殊加工の技術をさらに高め、日本のユーザーとも取り組みを深めていきたい」と語っている。



2005.4.4
テイラー&リトルウッド秋冬コンベンションを開催

東亜紡織メンズ営業部製品課(Tel 03-3662-6737)は「テイラー&リトルウッド」メンズウェアの2005年秋冬物コンベンションを4月27・28日の両日、東京都中央区日本橋小伝馬町14-7 アクサ小伝馬町ビル4階の東亜紡織会議室で開催する。

TAYLOR & LITTLEWOOD - ENGLANDはメンズ営業部が製品展開している英国調のメンズウェアで、2005年秋冬物は"Class & Chic"(上流社会)をシーズン・テーマに打ち出している。


2005.2.25
トーア紡コーポレーション連結決算、経常利益が倍増

株式会社トーア紡コーポレーション(田中昌弘社長)の平成16年12月期連結決算は売り上げが前年比11.8%減の210億7900万円、営業利益が14.4%増の10億2300万円、経常利益が105.2%増の6億700万円となり4億1900万円の純利益を計上した。前年度は20億5800万円の赤字だった。

衣料事業分野(東亜紡織など)は毛糸の売り上げ減少により減収(20.3%減)となったが、テキスタイル部門が好調で大幅な増益を記録した。インテリア産業資材(トーア紡マテリアル等)は1.3%減収となったが、損益面で大きく改善し黒字転換した。

平成17年12月期は売り上げ204億円、経常利益7億円、純利益6億5000万円を見込んでいる。なお平成19年度におけるトーア紡グループの目標値は売り上げ高215億円、営業利益12億5000万円、経常利益8億円と設定している。決算案詳細はトーア紡ホームページで公開されている。


2005.1.31
トーア紡が"AUTHENTICO"メンズ・ファブリックを販売

東亜紡織株式会社メンズ営業部(斎藤和幸部長)は、ニュージーランド・メリノ・カンパニーならびにイタリアのシュナイダー社が所有する"AUTHENTICO"(オーセンティコ)ブランドを使用し、2005年秋冬から高級メンズ・ファブリックを販売する。

同社は従来よりニュージーランド・メリノ・カンパニーと共同してニュージーランド・メリノ・ウールの拡販に取り組み、"シーランドウール"をはじめとする商品を数々展開してきた。さらにこのほどイタリアの高級ウールトップメーカーであるシュナイダー社の協力も得て、"オーセンティコ"ブランドによるメンズ・ファブリックを開発した。

用途はスーツ、ジャケット、パンツで、生産・販売は日本で行う。取扱量は原反ベースで初年度1億円、2年以内に3〜5億円規模に拡大する計画。

"オーセンティコ"の商品特徴は以下の5点。

@優れた白さ=高地が雪に覆われる冬に密生するニュージーランド・メリノの毛は、際立った白さを誇り、美しい染め上がりになる。
A優れた強さ=豊富な牧草地で安定した栄養を与えられるニュージーランド・メリノの毛は、均質で丈夫。
B優れた長さ=平均繊維長が長いニュージーランド・メリノの毛は毛羽立ちの少ない糸を生み、美しくスムースな肌触りのウールとなる。
C優れた柔らかさ=ニュージーランド・メリノの繊維の太さは平均19ミクロン。極めて細いので、格段にソフトである。
D優れた純度=恵まれた自然環境と徹底した管理システムによって、異物混入率が際めて低く抑えられており、加工段階の効率を高める。

<参考1>
ジョバンニ・シュナイダー社(GIOVANNNI SCHNEIDER SA)
本社 イタリア ビエラ市
代表者 マルコ・シュナイダー
設立 1922年
スーパーファインウールの専門メーカー。トップの加工販売。
ゼニア、ロロピアーナ等の高級服地は100%シュナイダー社の原料。

<参考2>
ニュージーランド・メリノ
年間生産量 8000トン 全世界メリノ生産量(60万トン)の1.33%
繊度 13〜24ミクロンの幅 平均19ミクロン。

2004.12.21
トーア紡が13億円相当の新株予約権を発行

株式会社トーア紡コーポレーション(田中昌弘社長)は平成16年12月21日開催の取締役会でエクイティ・ファイナンスによる株主資本の強化を図るため新株予約権を発行することにした。

この方式では今後の同社株式の株価推移により新株予約権が行使されることで資金を調達できる。また同社取締役会が必要と認めた場合には新株予約権の消却が可能であり、株式の過剰な希薄化を防止できるスキームを採用している。

新株予約権の総数は130個(1個10万株)で予約権の発行価額は1個当たり42,000円(1株当たり0.42円)。申し込み・払い込み期日は平成17年1月7日。予約権を行使して普通株式に移転する場合における株式1株当たりの払い込み金額は当初105円とする。権利行使期間は平成17年1月11日から22年1月7日まで。

これによるトーア紡の手取り概算額は13億4546万円と見込まれ、グループ各社の事業強化資金および設備投資資金あるいは借入金の返済や運転資金に充当する。

2004.12.01
松井新が豪タリスカ牧場のトップロットを落札

株式会社松井新と東亜紡織鰍ヘ、12月1日開催の豪州ニューキャッスル羊毛セールにおいて、松井新・トーア紡の提携牧場であるタリスカ牧場の最高級羊毛の買い付けに成功、今回で16年連続となった。

オークションには松井新の松井社長が直接参加し、シュナイダー、ニューイングランド社などヨーロッパ勢と激しく競り合い、トップロットほか19ベールのタリスカ最高級羊毛を買い付けた。特に今年のタリスカ・トップ及びセカンド・ベール(16.3μm、16.8μm)は、ここ数年続く旱魃にもかかわらず、豪州最高級の1PPを取得している(今ニューキャッスルセールでは僅か4俵のみ認定)。

松井新はプレステージ商品の柱として、エキストラスーパーファインウールの世界的に有名な産地豪州ニューイングランド地区のタリスカ牧場と提携、東亜紡織鰍ニ一貫した物作りを行ってきた。今後も、松井新とトーア紡は、タリスカの最高級羊毛を使用したトップグレードの商品展開を進めていく。


2004.11.05
ナノペル加工ファブリック、多機能化で6種展開

東亜紡織株式会社は2004年秋冬から米国・ナノテックス社とのライセンシー契約に基づき、ナノ薬剤を使用した「ナノペル」耐久撥水撥油加工ファブリックを販売し好評を博したことから、2005年春夏からはウール混紡(ポリエステル、麻、綿)へ範囲を拡大、さらにメンズ部門では2005年秋冬に向けて、ナノペル加工を進化させ、さまざまな機能をプラスしたファッブリックを6種類開発した。

2005年秋冬から投入するのは@防しわストレッチ+ナノペルA抗菌防臭+ナノペルB帯電防止+ナノペルCウォッシャブル+ナノペルD花粉防止+ナノペルE遠赤外線+ナノペル、の6種。

用途としてスーツ、ジャケット、パンツを予定。また製品にはナノテックス社製のナノペル下げ札を支給する。ナノペル加工は、ナノテックス社の持つナノテク加工技術を利用した優れた耐久撥水撥油加工。
                
ナノペルは樹脂又は油脂を媒体とせず、ナノレベルの極小のFluoro-carbon(炭化フッ素)が完全に均等に水溶液中に溶け、塊とならず、布の表面を全体的にカバーする。このため布上の全ての表面が隙間なく、撥水撥油性を持つことになり、風合いが硬くなることなく、繊維そのものの特性を損なうこともない。

なおナノペル・ファブリックの生産は国内・中国(無錫)の2本立てで行なっていく。

<参考>

1. ナノテクノロジーのナノとは、10億分の1のことで、1ナノメーターは10億分の1メーターで原子が3〜4個並ぶ大きさです。
2. ナノテクノロジーは原子・分子レベルの大きさを扱う技術です。

 

2004.10.25
NZMが斎藤部長を招待

ニュージーランド・メリノ・カンパニー(NZM)はこのほど東亜紡織の斎藤和幸執行役員メンズ部長をニュージーランドに招待した。トーア紡はニュージーランド・メリノの用途開発に当たってNZM社との連携を強めているが、今回の招待はニュージーランド・メリノ・ウールの生産情況について直接現場を見ることで知識を広げることにある。

斎藤部長はアリステア・キャンベル氏が経営するアーンズクロー牧場などを訪問、メリノ羊毛の刈り取りなども見学した。この訪問にはNZMの東京駐在・相坂育夫氏が同行した。

2004.08.27
トーア紡12月期、売り上げ201億円・純益4億円見込む

株式会社トーア紡コーポレーション(ウールマーク・ライセンス番号0041JA64W、大阪市中央区瓦町3‐1‐4、田中昌弘社長)の6月中間連結決算によると、売り上げは前年同期比22.9%減の105億300万円にとどまったが、経常利益は0.9%減の4億1100万円と、収益構造が改善されている。営業利益は18.6%減の5億9200万円、純利益は2億3000万円(前年同期は14億1800万円の赤字)だった。

当期は衣料事業(東亜紡織)が減収・増益、インテリア産業資材事業(トーア紡マテリアル)が若干減収・黒字転換、非繊維事業が減収減益だった。

2004年12月通期の売り上げは201億円(前年238億7600万円)、経常利益6億円(同2億9600万円)、純利益4億円(同損失20億5800万円)を見込んでいる。

なお同社6月中間決算は同社ホームページで公開されている。

2004.07.23
トーア紡が2005年向け学生服企画を発表

東亜紡織は大阪に続いて東京でも7月21〜23日に2005年向け学生服素材展示会を開き、新年度の企画を公開した。

2005年向けトーア紡学生服では素材、色、柄、機能性のそれぞれにこだわって企画しており、小中高一貫校向け企画などさまざまなアイデアが提案されている。一貫校向けでは2つの新企画がある。一つはジャケット素材を小中高共通にしながらも、スカート素材に採用したチェック柄の色使いの微妙な変化などで小中高の識別を図るというもの。もう一つはイメージを統一しながらも、小中高でデザインを変えるという企画。同社はこれまでも中高一貫校向け企画を提案してきたが、小学校向けも含めた提案を行なうのは今回が初めてである。

柄に面白さを生み出す企画として打ち出したのが、一見無地のプリーツ・スカートが、プリーツを開くと柄が見えるようにした企画。柄のピッチをプリーツのピッチと連動させることで可能になったアイデア。

また、ナノテクノロジーによる撥水撥油加工「ナノペル」を施した羊毛・ポリエステル混生地も拡充した。後染めでは羊毛70%混を2品番、同50%混を5品番、同30%混を1品番揃えた。先染めも羊毛30%混で1品番用意する。


2004.06.15
アオキが旭化成せんい・東亜紡織と共同で高通気性涼感スーツ

アオキインターナショナルは、旭化成せんい株式会社、東亜紡織の両社と共同で、特殊セラミックスを高混率で含有したポリエステルを中央部に配した芯鞘構造ポリエステルフィラメントの「サンペイク」と、ウールを組み合わせて撚りをかけた精紡交撚糸(ウール70・ポリエステル30%)を開発。この精紡交撚糸を用いた織物を素材とするメンズスーツ「高通気性 涼感スーツ−ベルモーレクールスーツ」を全店270店舗で販売開始した。価格は72,450円(消費税込み)で、初年度10,000着の販売を予定している。

このスーツは従来の精紡交撚糸使いにくらべ@通気性が1.3倍高いので、衣服内の熱や湿気を素早く放出する、A太陽光の赤外線を反射する熱フロッキング性が高いため、衣服内の温度上昇を抑えることができるといった特徴がある。また、裏地に使用したベンベルグがもつ吸湿・放湿性能によって、衣服内の温度と湿度を快適な状態に保つことができることから、蒸し暑い夏に最適なメンズスーツ、としている。 



2004.06.01
トーア紡、NZメリノへの取り組みを深める

東亜紡織株式会社は原料選択に始まる差別化戦略の一環として、ザ・ニュージーランド・メリノ・カンパニーとの取り組みを開始しているが、同社のアンドリュー・コウヒー・マーケティング・マネジャーら3氏が5月中旬来日し、東亜紡織の本社および東京支店で、昨年12月のニュージーランドに続き、2回目の意見交換を行なった。

意見交換の内容は
1)アパレル・小売店との垂直的な取り組み強化
今回一緒にアパレル、小売店を訪問し、直接顧客の要望を聞いた。このことを参考に今後、原毛の選定に反映できるようにする。またニュージーランド・メリノ・カンパニーが川下まで販促面で積極的にバックアップすることを確認した(大手アパレル・大手小売店)。
2)提携牧場のグループ化
東亜紡織のスペックに合致する原毛を産する牧場を複数選び、グループ化を行い、安定的な品質の原毛を供給できるようにする。
3)ニュージーランド・メリノ使用の拡大
素材開発を積極的に行い、双方が協力することにより使用量の増大を実現する。

写真左からストラス・スチュアートNZMCアジア・マーケティング・マネジャー、アンドリュー・コウヒーNZMCインターナショナル・マーケティング・マネジャー、水森吉紀東亜紡織執行役員毛糸管理部長、斎藤和幸東亜紡織執行役員メンズ営業部長、マイク・ハーガドンNZMCロジステック・マネジャー、相坂育夫NZMC日本代表。


2004.04.07
トーア紡がナノペル加工ファブリックを販売

東亜紡織鰍ヘ、このほど米国・ナノテックス社とライセンシー契約を結び、ナノ薬剤を使用した「ナノペル」加工ファブリックの販売を開始することになった。

まずメンズで2004年秋冬からウール100%で展開し、2005年春夏からはウール混紡(ポリエステル、麻、綿)へ拡大していく。生産は日本・中国(無錫)の2本立てで行なう。「ナノペル」加工ウール・ファブリックの用途としてスーツ、ジャケット、パンツを予定している。また製品にはナノテックス社製のナノペル下げ札を支給する。

「ナノペル」加工は、ナノテックス社のもつナノテク加工技術を利用した耐久撥水撥油加工である。「ナノペル」は樹脂あるいは油脂を媒体とせず、ナノレベルの極小のFluoro-carbon(炭化フッ素)が完全に均等に水溶液中に溶け、塊とならず、布の表面を全体的にカバーする。この結果、布上の全ての表面が隙間なく、撥水撥油性を持つことになり、風合いが硬くなることなく、繊維そのものの特性を損なうことがないのが特長。

<参考>
1.ナノテクノロジーのナノとは、10億分の1のことで、1ナノメーターは10億分の1メーターで原子が3〜4個並ぶ大きさです。
2.ナノテクノロジーは原子・分子レベルの大きさを扱う技術です。

 


2004.03.30
トーア紡が野村證券に優先株式100万株発行

株式会社トーア紡コーポレーション(ウールマーク・ライセンス番号0041JA64W、本社大阪市中央区瓦町3−1−4、田中昌弘社長)は3月30日開催の取締役会で100万株の1種優先株式を発行、野村證券に全株式を割り当てることを決議した。発行価額5億円のうち2億5000万円を資本に組み入れる。払込日は今年4月15日、翌16日に発行する。

トーア紡グループは平成15年度より安定的収益基盤の確立および有利子負債の圧縮を柱とした中期経営計画を推進しており、15年6月12日に東亜紡織株式会社の株式移転による持株会社設立、同年10月1日には事業再編を目的とした東亜紡織の会社分割を行った。その過程で一部のグループ会社の売却や不動産・株式等の積極的処分を実施。こうした諸施策の実行により株主資本が一時的に減少する一方、再編後の各事業会社が経営を自己完結するためにはさらなる事業強化が必要になっている。

このため持株会社であるトーア紡コーポレーションは早期の資本増強が必要であると判断し、直接新株式を発行するもの。ただ、直接新株式を発行した場合の一時的かつ大幅な希薄化による株価への影響を考慮し、また優先株式が一般投資家になじみにくい発行形態であることから、第三者割り当て方式による優先株式の発行をすることにした。調達資金はグループ各社の事業強化資金および設備投資資金に充当する。


2004.03.24
アオキインターナショナルがカーディニア最高級羊毛を落札

潟Aオキインターナショナルは、3月24日開催の豪州メルボルン羊毛セールにおいて、カーディニア牧場の最高級羊毛の買い付けに成功した。
 
ロロピアーナなどのイタリア勢と激しく競り合い、13.1ミクロンのトップロットを脂付き1キロ当たり28,000豪セント、13.2ミクロンのセカンドロットを24,000豪セントでそれぞれ落札した。
 
今シーズンのトップロットは潟Aオキインターナショナルが1995年に落札した当時最も細い13.8ミクロンの「ミリオンダラーベール(100万ドルの1俵)」を凌ぐ品質ではないかと高く評価されている。

潟Aオキインターナショナルが全国展開する紳士服専門店「メンズプラザアオキ」では、カーディニア牧場から産出されるハイグレード羊毛を使用した高級紳士服パターンオーダー「カーディニアリミテッド」を展開中であり、今後も重点商品として継続していく方針。

今回落札した最高級羊毛は、'04秋冬特別限定企画「カーディニアリミテッドロイヤルコレクション」として展開するほか、従来の「カーディニアリミテッド」でも使用する予定。


2004.03.12
開発素材の展開、続々本格化

トーア紡は開発素材の育成・本格化に次々取り組んでおり、来年春夏シーズンに向けて「光触媒酸化チタンウール」の店頭展開を始め、バンブーレーヨン「竹子」(ツーチー)のトライアル、さらには特殊2層構造ウール「アスリートウール」の用途拡大などが予定されている。

このうち「光触媒酸化チタンウール」素材はウールトップの段階で酸化チタンを表面に結晶させる技術を使ったもので、スーツ地・シャツ地を中心に見本生産を行なっており、2005年春夏物の小売り店頭展開を見込んでいる。素材は羊毛100%で毛番60単糸が中心だが、顧客の要望があれば72単糸まで生産できる。

酸化チタンに紫外線が当たると活性酸素が生成され、非常に強い酸化力と還元力をもつ、電子(マイナス)と正孔(プラス)ができる。そのために有機物質を簡単に炭酸ガスや水に分解して無毒化することが可能。タバコ臭や汗のにおい・加齢臭を消し、汚れの分解・脱落ができるほか、抗菌効果もあるといわれている。

こうした酸化チタンの特性を活かしてトーア紡では、春夏向けには消臭・防汚・抗菌・クーリング効果を持つ素材として、また秋冬向けには消臭・防汚・抗菌素材として、糸売り・テキスタイル販売両面でオールシーズンに対応できる性能を売り込んでいく。

またバンブーレーヨン「竹子」(ZHUZI)は昨年10月に野村産業とライセンス契約を結び、横編みニット糸の販売権を取得している。「竹子」は毛番48双糸を中心に横編みニッターに販売、今年7月から小売り店頭で夏物セーターのトライアル販売が始まる。

竹は繊維構造が空洞状で、吸汗(吸水性)・速乾(通気性)のほか、抗菌性・制電性もあり、接触冷感性にもすぐれている。トーア紡では春夏物の主力素材として、また、スポーツ、インナー素材としても訴求していく。梳毛紡績によるソフトなドレープ性も売り物のひとつ。

「竹子」は宮崎トーアを中心に、中国の無錫東亜でも生産する。来年は年間10トン単位で生産する予定。60双糸や72双糸も販売する考えである。

「アスリートウール」は5年前からスポーツウェアやカジュアルウェア向けに投入を開始した羊毛60%・ポリエステル30%・ナイロン10%の特殊2層構造編み地。スーパーファインウール防縮糸を使用することで肌へのチクチク感を緩和すると同時に、表面にW型異型断面ポリエステルを使うことで吸水・速乾性も付与できる。

今後は吸水・速乾性を生かす分野としてパジャマや寝装素材にも用途を広げていく方針である。


2004.02.26
トーア紡2004年は売り上げ200億円・純益4億5000万円見込む

トーア紡コーポレーションは2004年12月期(1〜12月)の業績について、売り上げ200億6000万円、経常利益4億7000万円、純利益4億5000万円を見込んでいる。事業環境は引き続き厳しいが経営の効率化と機動性を発揮して、経営体質を強化するため、グループ組織を再編、各事業会社が自主的にスピードをもってそれぞれの事業特性に応じた戦略を立案・遂行することにより、各社の競争力の向上と収益性の強化を図る。

2003年12月期業績はトーア紡コーポレーションのホームページで公開されている。

2004.02.17
< 無錫東洲紡織 レポート >
(2004年2月2日〜4日 出張)
東亜紡織潟<塔Y営業部 部長 斎藤 和幸

2002年合弁を開始した無錫東洲は3年目を迎え、今年は年間100万メーター生産を目指し、本格活動している。生産量の70%は日本向けである。

特徴は紡績から織物までの一貫生産であり、かつトップ染でありながらクイックな対応ができることである。また、撥水・撥油をはじめ機能性商品の開発も積極的に行ない、その幅を拡げている。

技術指導は東亜紡織のテキスタイル製造部部長・笠原利美を中心に日本の技術者が交互に出張し、指導を行なっている。董事長の馮U東氏は30代半ばであり、自ら現場で陣頭指揮を執り、日本からのQRにも対応している。

東亜紡織としては、無錫中亜・東洲の2本柱を有効に活用し、日本のマーケットの要望に応えていきたいと考えている。

2004.02.06
 トーア紡が「スピリート」カラーブック販売を本格化

トーア紡の毛糸営業部は2004/05年秋冬向けニット糸の提案で、エクストラファインウール「スピリート」のカラーブック販売を本格化する。

「スピリート」は19.5ミクロンのエクストラファインウールで、欧州のキャッシュウールに対抗する糸として開発した。オフスケール加工を施しており、手洗いが可能。ソフトな風合い、光沢、発色性、ふくらみ感なども特徴。糸種は30双と48双で、トップ染め45色、糸染め54色を用意、ミセスのキャリアからシルバーのベターゾーンをターゲットにする。

カラーブックでの販売は03/04年秋冬向けでトップ染め30色による一部トライアルを開始、風合いや物性面が評価を得て、販売量も計画を上回った。このため本格展開となる04/05年秋冬向けでは糸染めも加え、カラー・バリエーションも充実し、拡販を狙う。

最小ロットは1キロで、午前中の発注であれば即日出荷が可能。糸は日本国内のほか、中国の合弁・無錫東亜毛紡織でも一部生産する。中国に進出する日系アパレルなどにも展開していく方針。

なお毛糸営業部では「スピリート」のほか、未加工糸の「プリズム」(トップ染め45色)、ウォッシャブル糸の「ハーモニー」(トップ染め45色・糸染め45色)でもブック販売を行っている。ニット糸販売のうちストック・サービスを35から40%にまで拡大する。


2003.12.12
 ニュージーランド・メリノの取り組みを強化

東亜紡織の斎藤和幸執行役員・メンズ営業部長と水森吉紀執行役員・毛糸製造管理部長は12月上旬ニュージーランドを訪問し、ニュージーランド・メリノ・カンパニー・リミテッド本部で今後のニュージーランド・メリノ・ウールとの取り組み強化について意見の一致をみた。

内容は@アパレル・小売店の要望に応える垂直的な取り組み強化(販売促進の強化)、Aトーア紡原毛スペックの周知徹底、Bエキストラファインウール提携牧場の選定、C継続的・安定的な原毛調達(品質の安定化)、Dキャネシス・ネットワーク・リミテッドが有するニュー−ジーランド羊毛研究所(WRONZ)の開発研究技術の活用。

GLENFOYLE 牧場(QUEENS TOWN)

会合にはニュージーランド・メリノ・カンパニーのジョン・ブラッケンリッジCEOをはじめ、アンドリュー・コウヒー・マーケティング・マネジャー、スコット・チャンピオン研究開発製品革新マネジャーと、キャネシス・ネットワークのガース・カーナビーCEOおよびジャック・ワット主席研究員が出席した。

斎藤部長は「ニュージーランド訪問は2回目だが、前回よりさらに密度の濃いものになった。ニュージーランド・メリノ・カンパニーにトーア紡は最終製品まで意識した原毛選択・購入をしていることを理解してもらった。われわれも原毛から製品まで長い生産期間がかかることを認識し、羊毛を貴重なものとして販売していかなければならないことを痛感した」と語っている。

2003.11.14
 西杰プロジェクト、来春物から本格化

中国・無錫での紡織・縫製一貫体制確立を進めているトーア紡の紳士服縫製プロジェクトである無錫西杰服装有限公司の日本向け販売が2004年春夏物から本格化する。
 

近代的設備を備えた無錫の西杰服装有限公司

トーア紡の衣料事業部隊は、国内特化・海外拡充、および二次製品強化を基本に積極的な事業展開を行なっている。そのコア事業となる毛糸・毛織物の海外生産については、中国・無錫に1995年スタートの無錫東亜毛紡織をはじめ無錫中亜毛紡織印染(96年)、無錫東州紡織(02年)と相次ぎ3件の紡織合弁会社を設立し、年間梳毛糸1,000トン、原反230万メートルの生産体制を構築している。

一方の柱である二次製品ビジネスの強化に関しては海外生産をベースに拡充していく方針であり、その拠点の一つとして同じく無錫にメンズスーツの縫製工場「無錫西杰(さいけつ)服装有限公司」を立ち上げ、本年4月より営業を開始した。この結果、無錫では原糸から二次製品までの一貫生産体制が整い、これを積極活用することにより中国戦略を更に強化することが可能となった。

無錫西杰服装有限公司(略称・無錫C&J)は、無錫新中潤国際集団震球有限公司(以下・震球)の要請に応え、トーア紡がパートナーとなって設立した縫製工場。敷地7,443平方メートルに延床面積8,000平方メートルの工場を新築。上衣・下衣各2ラインの工場体制で臨む。従業員は400名、年産17万着のスケールを有するが、当面は年産12万着体制で操業を開始した。1ラインはヨーロッパ他、海外向けで、1ラインは日本向けを予定している

 西杰の張総経理(左)と斎藤董事(トーア紡メンズ営業部長兼務)
 


日本向け輸出に対応する為に日本人縫製技術者を派遣しグレードアップを図っている。新会社の総経理・張子剛氏は技術出身であり、大変研究熱心に日本向け製品の品質向上に努めている。現在、数社から日本向け製品の引き合いも来ており、早ければ2004春夏から販売を開始する計画。

合弁パートナーの震球は従業員1,800人、年産237万着の無錫最大の縫製工場で米国はじめ輸出を主力にしている。


2003.10.24
 トーア紡が"シーランドウール"販売開始

東亜紡織株式会社(ウールマーク・ライセンス番号0041JA64W)は特選ニュージーランド・メリノ・ウールを使った差別化服地を開発、2004年春夏物から「シーランドウール」のブランドでベターゾーン・メンズスーツ用途を主体として、百貨店アパレル向け中心の販売を開始した。

同社は1989年以来、ニュージーランドのメリノ牧場と提携して素材提案を行なってきたが、「シーランドウール」は18.5ミクロンより細いスーパーファイン・メリノを使用、60双糸から80双糸までのバリエーションで展開する。

斎藤和幸メンズ営業部長は「シーランドウールは百貨店参考上代89,000〜98,000円クラスのベターゾーン・スーツ市場再発掘の戦略商材として打ち出すもので、かなりの手ごたえを得ている」といっている。


2003.09.19
 紡績から紳士服まで一貫生産体制が実を結ぶ

トーア紡は中国・無錫での合弁4社による糸から紳士服までの一貫生産体制を軌道に乗せ、効率的なビジネスを展開している。

無錫東亜毛紡織有限公司

 無錫東亜と無錫中亜が工場を構える合弁パートナー第一毛紡織の工場ビル 
 無錫東亜の工場内部 

無錫進出第1号である梳毛糸製造販売会社の「無錫東亜毛紡織有限公司」(無錫市通恵中路123号)が営業を開始したのは1995年8月28日。資本金723万米ドルはトーア紡63%・NI帝人商事14%・無錫第一毛紡織印廠23%の出資でまかなわれている。合弁期間は30年。同社では精紡機1万錘を稼動させ、年産1000トンの生産能力を持っている。

生産品種は織糸およびニット糸で特に細番手については設備を増強し高品質化を実現している。製品は自家テキスタイル向け、売糸は日本、中国、香港向けなど、機業およびニッターへの販売である。

これまで無錫東亜の製品は、トーア紡ブランド糸として国産糸と同様品質はもとより総合的に高い評価を得ている。しかし、国内市場の冷え込み、国内アパレル業界の海外シフトなど糸の日本向け市場は年々縮小している。これに対応すべく、無錫東亜では中国国内販売あるいは第三国向け販売を強化し、フル操業をキープしている。

生産品目も細番手化、さらにフィラメント交撚、色糸、竹繊維糸など差別化品開発に力を注ぎ、定番品から高付加価値化への変換を実現、バリエーションを広げている。また、無錫東亜発信の色糸ブック販売の展開等も検討している。

無錫中亜毛紡織印染有限公司

1996年12月25日には梳毛織物の製造販売会社「無錫中亜毛紡織印染有限公司」(無錫市通恵中路123号)が営業を開始した。資本金は782万米ドルで無錫第一毛紡織印廠が54.7%、トーア紡41.7%、NI帝人商事2.4%、住金物産1.2%の出資。合弁期間は30年。織機36台(スルザー、レピア)、精紡機7500錘、染色整理設備一式を備え、年間160万米の生産能力を有している。

無錫東洲紡織有限公司

無錫東亜・無錫中亜の経営が順調に進んだことから中国シフトを強化するトーア紡はさらに2002年9月1日から「無錫東洲紡織有限公司」(無錫市恵山区前州鎮中興路47号)の営業を行なっている。無錫東洲はレピア織機10台で年間70万米の梳毛織物を製造販売。資本金は75万米ドルで無錫前港毛紡が72%・トーア紡が28%を出資。合弁期間は12年。

無錫西杰服装有限公司

 新設された無錫西杰の工場外観 
 本格生産開始に備える西杰の縫製ライン 

そして今年4月1日からは紳士服の製造販売会社である「無錫西杰服装有限公司」(無錫市新区75号−C)の営業を開始した。資本金350万米ドルで無錫市中潤国際集団震球が75%、トーア紡が25%の出資。合弁期間15年。無錫西杰は上着2ライン、下衣2ラインの縫製設備を有し、年間17万着の紳士服縫製が可能。このうち1ラインは日本向け、1ラインがヨーロッパ向け。日本から縫製技術担当者を派遣し、2004年春夏向けから本格生産に入る。

売り先は郊外店および専門店。無錫中亜、無錫東洲の原反を使い、合弁一貫のメリットをいかしていく。

経営陣

無錫東亜の菫事長と中亜・西杰・東州の副菫事長は谷賀寿則取締役衣料事業部長(10月1日付けで東亜紡織代表取締役社長に就任)、無錫東亜董事は伊藤正邦毛糸営業部長(同執行役員毛糸営業部長就任)、無錫東亜副総経理は水森吉紀毛糸製造管理部長(同執行役員毛糸製造部長)、中亜副総経理は木村勤開発営業部長(同執行役員営業支援室長に就任予定)、西杰董事は斎藤和幸メンズ営業部長(同執行役員メンズ営業部長)、東洲董事は笠原利美テキスタイル製造管理部長(同執行役員テキスタイル製造部長)がそれぞれ兼務している。

中国側マネジメントはパートナー企業代表のほか、トーア紡の現地スタッフとして無錫東亜の董事兼総経理に蒋国祥、東洲の副総経理に朱建勇、西杰の副総経理に湯敬東の各氏が就任している。なお西杰の総経理張子剛氏は技術者出身で日本の技術者と共同作業を軌道に乗せている。


2003.09.01
 東亜紡織、10月1日付けで事業分割

トーア紡コーポレーション(田中昌弘社長、本社大阪市中央区瓦町3−1−4=9月30日付けで本店所在地を泉大津市虫取1−1−12に変更)は子会社東亜紡織株式会社を10月1日付けで会社分割する。分社化の推進により独自に裁量と責任を負うことで自主性とスピードをもって事業特性に応じた業態またビジネスモデルを構築し、市場の変化と競争の激化に機敏に対応するのが狙い。

衣料事業部門は宮崎トーア株式会社を承継会社とし、分割日に宮崎トーアを「東亜紡織株式会社」に商号変更。毛糸、毛織物、衣料製品の製造販売に特化する。代表取締役社長には谷賀寿則取締役が就任。本社は大阪市中央区瓦町3−1−4、資本金は2億5000万円でトーア紡コーポレーションが全額出資する。従業員は約100名。

インテリア・産業資材事業部門はトーアテック株式会社を承継会社とし、分割日に「トーア紡マテリアル株式会社」に商号変更。インテリア、不織布の製造販売を主とする。本社は大阪市中央区瓦町3−1−4、資本金は1億円でトーア紡コーポレーション全額出資。社長には戸塚登取締役が就任。従業員は約180名。

毛布事業部門は株式会社トーアリビング(大阪市中央区瓦町3−1−4、安田弘三社長)が承継会社。資本金3000万円はトーア紡コーポレーション全額出資。

自動車教習事業部門は株式会社トーア自動車学校(三重県多気郡明和町村上字松本131、船村勝久社長)を承継会社とし、資本金1000万円はトーア紡コーポレーションが全額出資。

また薬品、半導体および不動産賃貸事業部門は株式会社トーア紡コーポレーションを承継会社とする


2003.08.15
 NEO DANDYSMテーマにテイラーアンドリトルウッド春夏展

東亜紡織メンズ営業部製品課が8月21〜22日、東京・日本橋の東レ・プレゼンテーションルームで初めて行う展示会「テイラーアンドリトルウッド2004春夏コンベンション」は"NEO DANDYSM(ネオ・ダンディズム)−伝統、ユーモア、そして調和"をテーマとしている。

Taylor & Littlewoodはもともと20世紀初頭英国毛織物発祥の地ヨークシャーに創業された高級ウーステッドメーカーだった。英国羊毛工業の優れた伝統・生産手法を守り続け、現在ではバルマーアンドラム社のファブリック・ブランドとしてヨーロッパ諸国を中心に世界のマーケットに受け入れられている。

トーア紡ではこの「テイラーアンドリトルウッド」ブランドを世界で初めて製品ブランドとして日本市場で展開する契約をバルマーアンドラム社との間で結んだ。ターゲットは30〜40代の消費者。展開アイテムはスーツ、ジャケット、パンツ、ネクタイ、シャツ(カジュアル、テーラータイプ)、セーター、カットソーなど。

「英国伝統の生地、服へのこだわり、物つくりをテイラーアンドリトルウッドブランドに凝縮し、当社独自の製品特徴を持った完成度の高い製品を消費者に受け入れられるようにしていきたい」と製品課ではいっている。

「テイラーアンドリトルウッド」の商品コンセプトはa)着るほどに体になじむ素材、b)飽きのこない、品格ある色・柄、c)伝統手法による生産(英国原反)、国内の素材メーカーとの高品質な物作り、d)縫製仕様の高さ、に置いている。英国の物作りの伝統が基本となってブリティッシュテーストを強く打ち出す強みにつながる仕組みである。

a)については、見た目の良さだけでなく、仕立て栄えのする生地へのこだわり、メリノ・ウール18.7ミクロン中心に高級原料を使用し、素材開発を行なっている。

b)については、流行だけを追うのでなく、消費者の目線に合わせた色柄の提案。

c)については、生地を織る織機はションヘル織機に近いスロースピードで織り上げる。生産期間は若干長くなるが、生地のためには大事な工程である。英国原反についてはフィニッシュ工程では英国織物独特の高級感を生み出すペーパープレスで最終仕上げを行なっている。国内反についてはカシミア混、ニュージーランドウール、タスマニアウール混などを使用し、差別化を図っている。

d)についてはラペル毛芯、フル毛芯仕様が中心で、毛芯、パット、タレ綿等も充分に吟味し、表素材とのマッチングを重視した縫製を行なっている。スタイルも体にうまくフィットするようチューブドシルエット、体になじむ縫製に注意を払っている等、細部にわたって縫製工場と連動し、良い物作りを心がけている。縫製工場は海外・国内両建て。


2003.08.07
「テイラー&リトルウッド」2004年春夏向け展示会を開催

東亜紡織メンズ営業部は、英国ヨークシャーの毛紡織企業バルマー&ラム・グループとの提携のもと製品展開している「TAYLOR & LITTLEWOOD」(テイラー&リトルウッド)ブランド初の展示会を、以下の要領で開催する。
■ 日時 8月21日(木)、22日(金) AM10:00〜PM6:00 (最終日は〜PM5:00)
■ 場所 東レ・プレゼンテーションルーム/東京都中央区日本橋宝町2-3-6

当展示会に関する問い合わせは、メンズ営業部 東京アパレルチーム (TEL.03-5767-8530)まで。


2003.05.30
トーア紡コーポレーション12日に発足

東亜紡織株式会社は3月28日開催の定時株主総会決議により6月12日付けで株式移転により完全親会社「株式会社トーア紡コーポレーション」を設立する。これに伴い東亜紡織株式会社は同日付けをもって株式会社トーア紡コーポレーションの完全子会社となる。

企業イメージ向上策の一環として、同社ホームページ(http://www.toabo.co.jp)も6月12日から完全にリニューアルされる。


2003.05.22
日本羊毛紡績会新会長にトーア紡・田中昌弘社長

日本羊毛紡績会は定時総会で新会長にトーア紡の田中昌弘社長を選任、前会長の富田勇一日本毛織会長は相談役に就いた。副会長には日本毛織・中井宏明社長とクラボウ・奥野茂範常務が就任した。

2003.04.25
梳毛式コンパクトヤーンを導入

東亜紡織株式会社衣料事業部は梳毛式コンパクトヤーン設備を同社の100%子会社である宮崎トーアに設置、メンズ営業部は2004年春夏シーズンからメンズスーツ、ジャケット、パンツ向けに商品展開を開始する。同システムによる糸・織物の商標は「コンパクトファイン」で商標登録を申請中。

「コンパクトファイン」は、従来の梳毛紡績技術を生かしつつ、新たな技術であるコンパクトスピニングシステムとのドッキングを図り、梳毛式コンパクト精紡機の改造を行ったもの。国内紡績メーカーとしてさらに差別化を図るため、改造機は宮崎トーアに設置した。

この紡績方法は、エアーによって繊維束(スライバー)を乱れのないきれいな状態に収束し、毛羽をラップ状に包み込みながら撚りをかけることで、毛羽立ちの少ない、なめらかで綺麗な糸が出来る。従来糸より品質も大幅に良くなるほか、ソロスパンのように使用原料・撚り数の限定もなく、あらゆる番手・撚り数・原料構成に対応できるのも特徴。

トーア紡・メンズ営業部の斎藤和幸部長はコンパクトファイン織物の展開に当たり、「当社は日本産高付加価値商品の開発販売を強化しているが、今回のコンパクトファイン導入によって表面の毛羽立ちが少なく、なめらかできれいな目風の織物が誕生した。光沢があり、発色性の良い、シャープでクリアーな柄出しが可能」としている。


2003.04.11
10月1日付けで事業再編成

東亜紡織は6月12日付けで株式移転により持株会社「株式会社トーア紡コーポレーション」を設立、持株会社の完全子会社となり、10月1日付けで衣料事業部を「トーア紡テキスタイル株式会社」(仮称)、インテリア事業部と産業資材事業部を「トーア紡マテリアル株式会社」(仮称)にそれぞれ分社する。

また非繊維事業本部のうち半導体・薬品営業部および不動産部を「トーア紡コーポレーション」へ、自動車教習事業を株式会社トーア自動車学校へ移管する。

持株会社トーア紡コーポレーションは資本金25億円、田中昌弘社長のもと、従業員約40名で発足する。組織は経営企画室・総務統括部・財経統括部・技術本部・非繊維事業本部の構成になる。


2003.03.05
アオキインターナショナルが超極細ウールを落札

株式会社アオキインターナショナルは、3月5日開催の豪州メルボルンセールにおいて、カーディニア牧場の最高級羊毛の買い付けに成功した。ロロピアーナなどイタリア勢と激しく競り合い、12.8ミクロン及び13.3ミクロン(OFDA測定値)をそれぞれ脂付き1キロ当たり22,000、34,000豪セントで落札した。

同社は1995年、当時世界で最も細いといわれたカーディニア産13.8ミクロンのウール"ミリオンダラーベール(百万ドルの1俵)"を落札したが、今回はカーディニア牧場の技術革新により実現した、より細い12.8ミクロンを手当てできた。

潟Aオキインターナショナルが全国展開する紳士服専門店「メンズプラザアオキ」では、カーディニア牧場から産出されるハイグレード羊毛を使用した高級紳士服パターンオーダー「カーディニアリミテッド」を展開中であり、今後も重点商品として継続の方針。

今回落札した最高級羊毛は、'03秋冬特別限定企画「カーディニアリミテッドロイヤルコレクション」として展開する他、従来の「カーディニアリミテッド」でも使用する予定。


2003.01.10
「テイラー&リトルウッド」ブランド展開

東亜紡織は全社的に二次製品ビジネスの強化戦略を推進中だが、メンズ営業部では新たに英国ヨークシャーの毛紡職企業バルマー&ラム・グループと提携、同グループの一つであるアーサー・ハリソン社が所有する「Taylor & Littlewood」(テイラー&リトルウッド)ブランドの使用に関するライセンス契約を結んだ。2003年秋冬物からスーツ&ジャケットを中心に製品展開を開始する。

「テイラー&リトルウッド」に使用する生地はアーサー・ハリソン製で、日本国内およびトーア紡の中国合弁工場・無錫西杰服装で縫製、郊外型専門店や一般専門店へ販売する。上代はスーツ39000〜59000円、ジャケット29000円中心。初年度は1万着の販売目標を設定している。


2003.01.06
メンズ営業部にレーベンを統合

東亜紡織株式会社(ウールマーク・ライセンス番号0041JA64W)は2003年1月1日付けで関係会社の紳士服メーカーである株式会社レーベン(ウールマーク・ライセンス番号0153JA64W)をメンズ営業部(斎藤和幸部長)東京アパレルチームに統合、経営の効率化を図ることにした。

メンズ営業部東京アパレルチームは杉原敏明チームリーダーのもと12名のスタッフで1月6日から営業を開始した。東京アパレルチーム新事務所は140-0012 東京都品川区勝島1-1-1 東京SRC・B館2F。電話は03-5753-4888、ファクスは03-5753-4889。

なお東亜紡織は1月1日付けで組織の一部変更を行い、インテリア産業資材事業部を「インテリア事業部」(執行役員・事業部長稲垣彰)と「産業資材事業部」(執行役員・事業部長戸塚登)に分割再編した。

また衣料事業部では製品部を廃止するとともに、毛糸製造管理部長に水森吉紀同副部長兼営業開発部副部長の昇格を発令した。

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